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『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』の電子公開につきまして

『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』執筆者各位

『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』の電子公開につきまして

慶應義塾大学言語文化研究所は、言語や文化を対象とする学問の進歩・発展に寄与することを目的として、1970年(1969年度)より学術誌『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』を年に一度刊行しています。この雑誌は、専任・兼担・兼任の各所員や運営委員等の学内関係者、共同研究等で関係のあった大学や研究機関に無料で配布するほか、希望者に販売しています。販売の目的は、慶應義塾大学言語文化研究所の研究成果を広く世間に知ってもらうことにあるのであって、経済的利益を得ることにないのは言を俟ちません。

さて、この『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』は、2019年3月(2018年度)刊行の第50号から、執筆要領に機関リポジトリへの掲載について明記し、慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)におきまして、掲載されたすべての論攷を電子的に公開しております。また、その前号の第49号(2018年3月刊行)は、各論攷の著者から既に公開の許諾を得ており、近日中に公開される予定であります。執筆要領の該当部分は以下のとおりです。

---<言語文化研究所紀要の機関リポジトリへの掲載について>-----
掲載された論文の著作権は、当該著者に帰属する。ただし、慶應義塾大学言語文化研究所は当該論文について排他的に出版・電子化・公開できる。著者が他の出版社から出版を希望する場合は、言語文化研究所からの許諾が必要である。
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私共は、本研究所に関連する学術上の成果を広く世間に知ってもらい、学問の進歩に寄与するため、これまでに刊行された本紀要のすべての号を電子公開することが責務であると考えています。そこで、現行の執筆要領の上記項目を、第48号(2017年3月刊行)以前の号にも遡って適用し、電子公開に向けた作業に着手することにいたしました。

電子公開を行うためには、過去に掲載された論攷の著作権者から、この項目についての許諾を得る必要があります。これに関しましては、期日までに非公開の希望をいただいた論攷のみを非公開とし、それ以外の論攷はすべて公開するという方法を採ることにいたしました。基本的には、著作権者にハガキをお送りし、非公開を希望する論攷がある場合にはそこにタイトルを記してご返送いただきます。

しかし、一部の著作権者につきましては、私共で連絡先を捕捉することがかないませんでした。したがいまして、2024年10月末日までにハガキが届かなかった場合には、下掲(1)から(3)の項目を、2025年5月末日までにファックス (03-5427-1594)または電子メール(genbu@icl.keio.ac.jp)で本研究所にお知らせいただけませんでしょうか。期日までにお知らせいただかなかったご論攷につきましては、電子公開を行う手続きに進ませていただきたく存じます。

(1)執筆者名
(2)非公開にしたいご論攷が掲載された号の号数とタイトル
(3)ご連絡先 (執筆者名と名前が異なる場合にはそのお名前も)

電子公開の目的は、慶應義塾大学言語文化研究所に様々な形で関わってきた研究者諸氏の研究成果を広く世間に知ってもらい、学問の進歩に寄与することにあります。この点をご理解の上、何卒ご協力をお願い申し上げます。

2024年10月1日
慶應義塾大学言語文化研究所副所長(紀要担当)
加藤昌彦