2008年度公開講座の開催

2008年10月 4日

下記の通り、2008年度言語文化研究所公開講座を開催いたしました。

テーマ 女神の変容:古代オリエント世界から地中海世界へ

古代世界の女神たちは、それぞれの文化の価値観を反映したものでした。今回は、同系統とされる美と金星の女神イシュタル(メソポタミア)、アシュタルテ(パレスチナ)、タニト(フェニキア)が、アプロディテー(ギリシア)、ウェヌス(ローマ)、マリア信仰にまで変化してゆく様子をそれぞれの専門家にお話いただきます。どなたでも積極的にご参加ください。

10月4日(土)14時~16時30分

<講師1> 渡辺  和子(東洋英和女学院大学教授)
<演題1> メソポタミアの配偶女神:呪いと祝福をてがかりに

<講師2> 月本 昭男(立教大学教授)
<演題2> カナンにおける女神の系譜:アシュタルテ、アシェラ、アナト

10月11日(土)14時~16時30分

<講師1> 佐藤 育子(日本女子大学学術研究員)
<演題1> 北アフリカにおけるタニト女神信仰の広がりと変容

<講師2> 細田あや子(新潟大学准教授)
<演題2> キリスト教におけるふたりのマリア信仰

コーディネーター・司会 杉本智俊(本塾文学部教授)

●会場 慶應義塾大学三田キャンパス南館ディスタンスラーニング室
●受講料:無料
●申 込:不要(直接会場にお越しください)