言語文化研究所総会記念講演会「ピンダロスにおける光―phengosをめぐって」開催

2015年2月27日

下記のとおり、言語文化研究所総会記念講演会を開催いたしました。

<日時>2015年3月7日(土)16:15~18:00

<会場>慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール

<講師>西村 太良君 (文学部 教授)

<演題>「ピンダロスにおける光 ― phengosをめぐって」
紀元前5世紀のギリシアの抒情詩人ピンダロスの作品で用いられている「光」をあらわす言葉はいくつかありますが、その中でphengosという語はその実体がよく解っていません。比喩的な用法が多く、また秘儀的な意味が付与されているとする解釈もあります。ホメロスには見られず、悲劇詩人たちに は比較的よく見られるものの、その用法はピンダロスとは異なっています。また、後世の「月」をあらわす語phengariとの関係もよく解っていません。 この謎の言葉について少し考えてみたいと思います。


*参加費:無料
*申込:不要 (直接会場にお越しください