イスラーム・セミナーの開催(2021年6月4日 オンライン開催)

2021年4月27日


下記のとおり、イスラーム・セミナーを開催いたしました。

<日時> 2021年6月4日(金) 16時30分~18時00分(予定)

<会場> オンライン開催(Zoom)
 
<講師> 諫早 庸一 氏 (北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター助教)

<演題> 中国天文学を幾何学化すること
     ―ニザーム・アッディーン・ニーサーブーリー『真理の解明』(1308年頃)における試み―

モンゴル帝国(1206~1368年)による中央ユーラシアの政治統合は、アフロ・ユーラシアにおける人・物・情報の相互交流をかつてない規模にまで高めた。「天/テングリ」を信仰し、天命を地上の支配の指針としたモンゴルは、天象を識るための学知たる天文学に格別の関心を寄せていた。こうした状況のなかで、これまで個別に発展してきた東西ユーラシアの天文学が接触する。ニザーム・アッ=ディーン・ニーサーブーリー(1330年頃没)の手になるペルシア語天文書『真実の解明(Kashf al-Ḥaqāʾiq)』(1308/09年編)は、中国暦(の一部)を西方ユーラシア伝統の幾何学図でもって表現した、恐らくは世界で最初のものである。14世紀イランのムスリム学者が為した中国天文学を幾何学化する試みは、アフロ・ユーラシアの天文学史に何を残すものとなったのか。当時の天文学交流の一端を、一枚の幾何学図から読み解く。


<主催> 慶應義塾大学言語文化研究所


【参加申込】 ※受付を終了しました。
 参加を希望される方は、お名前とご所属を明記の上、こちらまでメールでお申込下さい。 
 ・参加申込締切:6月2日(水) ※受付終了
 ・申込受付後、事務局より受付確認メールを送信します。
  数日経っても受付確認メールが届かない場合は、再度お問合せください。
 ・オンライン開催情報(Zoom meeting招待URL)は、開催前日までに
  事務局より申込者へ直接メールにてご案内いたします。

※チラシのダウンロードはこちら

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